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誇りとは?/ マイワン

[ 96] 自国文化に誇りを持つ“過ち”:NBonline(日経ビジネス オンライン)
[引用サイト]  http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20061030/112702/

日本の友人や知人から「4大文明の1つである中国文明」や「孔子、老子などの歴史偉人」について関心を示される時、僕はいつも複雑な気持ちになります。今の中国は世界に後れを取っていますし、現在は世界の人々が納得するような偉人も生み出していないからです。
「日本の文化の多くは、中国からやってきた」と言われる時も困惑します。恐らくは、僕への心遣いも込めての表現だとは思います。にもかかわらず戸惑ってしまうのは、文化は国に属するものではなく地域の風習や自然と歴史から育まれてきたものだ、と言うのが僕の持論だからです。人類の長い歴史において国の興亡は果てしなく繰り広げられてきましたが、文化は人間を媒体に人類のものとして伝わり発展したものなのです。
朱子学を日本に伝えた人々は、日本に定住し日本人になりました。サツマイモの先祖はアフリカにありましたが、サツマイモはサツマイモです。日本のラーメンは、中国の「面条」ではありません。日本で生まれた「銀行」「工業」「人気」などの多くの言葉は、中国語になっています。文化は誰かが誰かに与えるものではなく、風や雲のように国境と関係なく自然に伝わる人類の「心の気候」です。
ところが中国の一部の文化人の間では、中国の文化を無形文化遺産としてユネスコに申請すべきという議論が現在、行われています。きっかけは日本でも知られている「端午の節句」です。中国でも東部の一部の地域に「端午節」を祝う習慣があります。鯉のぼりを掛けませんが、粽は食べます。
実は韓国にも端午の節句、端午節と同じように「端午祭」があります。その韓国が2005年に、江陵の端午祭をユネスコに「世界無形文化遺産」として正式に申請し成功したのです。これに対して中国のインターネットでは、一部の心の狭い人間が「韓国の端午祭りは中国が本家で、本来は中国が申請すべきものだ」と熱を上げています。
自国の文化や歴史に誇りを持つことは、ほどほどがいいと思います。自虐と同様に過剰な誇りも冷静な思考を妨げ、自国にも他国にも良いものをもたらさないと思います。ある地域に存在し、もしくは存在していた文化と歴史は、その土地にかつて生きていた人々がつくり上げたもので、それがイコールとして今そこに生まれた人間に属することにはならないと考えるべきです。
「端午の節句」であろうが、「端午節」であろうが、「端午祭」であろうが、その土地の人々が自分の感性と習慣に沿ってその祭りを祝う以上、もうその土地に溶け込んだ文化です。その発祥がたとえ別の地域でも。
日本人が意外と気づかない視点を、『ここが変だよ日本の管理職』『やっぱり変だよ日本の営業』などの著書でおなじみのソフトブレーンのマネージメント・アドバイザーである宋文洲氏が独特の切り口で紹介します。
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[ 97] 侵略正当化へ“洗脳”/文科省採用の“靖国DVD”
[引用サイト]  http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-05-18/2007051803_01_0.html

十七日の衆院教育再生特別委員会で、日本共産党の石井郁子議員が取り上げた日本青年会議所作製のDVDアニメ「誇り」。文部科学省が委託研究事業としているその内容は、日本の侵略戦争と植民地支配を正当化する言葉があふれています。
「愛する自分の国を守りたい、そしてアジアの人々を白人から解放したい。日本の戦いには、いつも、その気持ちが根底にあった気がする」。靖国神社の鳥居の前で、過去から来た青年がこう語ります。「戦後その思いは打ち消され『悪いのは日本』という教育がおとなにも子どもにも施され、しょく罪意識だけが日本人の心に強く焼き付けられてしまった」
DVDでは青年の語りを通して、「日本は自国を守るためにやむをえず戦争した」「アジアを解放するための戦争だった」との主張が繰り返されます。朝鮮半島や台湾については「植民地支配」という言葉はなく、「日本はこれらの国を近代化するために道路を整備したり、学校を建設した」と述べています。「従軍慰安婦」や強制連行などの加害の事実にはいっさい触れていません。
DVD「誇り」は日本青年会議所が地方青年会議所との「協働運動」として進めている「近現代史教育プログラム」の教材です。同プログラムでは学校の総合学習などで中学生にこのDVDを見せたあと、会議所のメンバーがコーディネーターになって詳しい説明を加えながら討論。子どもたちから「日本を守るためには戦争をするしかなかったのではないか」「日本が自分の国を守るために戦争したなんて初めて知りました」などの感想を引き出しています。
この内容には、当の青年会議所の関係者からも疑問の声が出ています。同会議所のホームページで内容を知った地方青年会議所の関係者は「子どもたちを洗脳するようなもので、ひどいと思った。やめるべきだと思う」と語っています。
(写真)「近現代史教育プログラム」が文科省の委託研究事業に採択されたことを伝える日本青年会議所のホームページ
文部科学省はこのDVDを使った教育プログラムを今年度の「新教育システム開発プログラム」の委託事業として採用しました。同会議所はさっそく「協働運動が文部科学省の研究事業に採択」と宣伝。学校の総合学習などの時間に、青年会議所のメンバーが教室に「誇り」のDVDを持ち込んで実践するよう全国的に呼びかけています。
「新教育システム開発プログラム」は、「あるべき新しい教育システムを提言するための調査研究をおこなう」として文科省が二〇〇六年度から実施。研究内容を公募し、採択された団体に委託費を提供します。今年度は青年会議所のほか地方教育委員会や大学などの七十六件が採択され、計約十五億円の予算が計上されています。
採択にあたって研究内容の審査をする文科省の有識者会議のメンバーには、青年会議所の池田佳隆前会頭が加わっています。
池田氏は、昨年六月に衆議院の教育基本法特別委員会で参考人として意見陳述をし、「戦後植え付けられたしょく罪国家意識を払しょくするために、近現代史教育プログラムを作成している」「いまの教科書では自虐的すぎる。そこのところを教育現場が放棄するのであれば我々が買って出る」と述べています。
DVDアニメ「誇り」は、過去の戦争をめぐって高校生「こころ」が、過去から来た青年「雄太」から話を聞くかたちで進行します。2人は靖国神社へも出かけます。雄太が語る戦争の歴史とは―。
「領土拡大戦略として南下してきたロシアと、そのロシアから自分たちの国を守りたかった日本。その後、それぞれの思惑とは別に周囲を巻き込みながら、その後の大東亜戦争にまで発展していくんだ」
「ロシアは、中国大陸における覇権争いをしていた国民党や共産党をたくみに操り、さまざまな謀略を日本にしかけはじめた。そうとは知らない日本は中国大陸で抜けるに抜け出せない、泥沼のような戦いを繰り広げていくことになっていく」
「日本対アメリカを含む連合国軍との戦いを、当時、日本では東アジアの白人からの解放を大義目的にそう(大東亜戦争と)呼んでいたんだ」
「日本は亡国の道を歩むか、戦争に突入するか―二つに一つの決断を迫られ、アメリカをはじめとする連合国軍との戦争という苦渋の決断を強いられた」
「(GHQは)戦争で残虐行為を働いた凶悪な日本兵というイメージを日本国民に植え付け、洗脳していった」
靖国神社で、雄太は「愛する自分の国を守りたい、そしてアジアの人々を白人から解放したい―日本の戦いには、いつも、その気持ちが根底にあったような気がする」と語ります。
「私が今ここにいるのは、過去に日本という礎を築いてくれたたくさんの人たちがいたから…。そして大事なことは、正しい事実をきちんと知ること」
池田氏が、日本青年会議所が「美しき日本」をスローガンにしていることを紹介。安倍首相が「美しい日本」という同じ理念を掲げたことに期待を表明しています。
受け取った安倍首相は「教育再生の参考にぜひ拝見させていただきましょう」と話し、池田会頭は「美しい国づくりに生かしていただければ幸いです」とのべています。

 

[ 98] Amazon.co.jp: 中田英寿誇り: 小松 成美: 本
[引用サイト]  http://www.amazon.co.jp/a,-c?°e?±a ̄?ea?a??-a°?a??-a??c??/dp/4344013395

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前回の小松&中田の「鼓動」は間違いなく傑作でしたが、今回の「誇り」は明らかに小松さんと中田
の接触回数が少なく、数少ないインタヴューや立ち話程度の対話で、かつかつ一冊の本にしたという
様子がうかがえます。サッカーウォッチャーには特に目新しいことはないです。
ネタが少ないぶんは、小松さんが主人公となり、物憂げにドイツを行き来し、中田を追う様子が物語
の軸になっています。そんなの読みたくないんだけど。対象としての中田の捕らえ方も、中田&サニー
が提示したい中田像をステレオタイプに提示しているだけで、所謂中田スポークスマンに堕してしま
ってる気がします。
前回は中田がペルージャで最初のシーズンを迎えるまでだったので、最盛期のセリエでの活躍を知り
たかったんですけど、サニーの依頼がないと無理だったんでしょうか。
ちなみに、中田の代表総集編DVD内で、小松&中田の友達のような、なあなあのインタヴューが観
れます。
この本は関係者への作者の取材、本人へのインタビュー、当然出場する試合の観戦をを通じて欧州のチームを渡り歩く彼の姿を描き、昨年のワールドカップでの本人の苦悩、そんな中で中田英寿が何を考えていたか?が描かれている。

個人的に注目している人物のノンフィクションであり、久々に貪るように読み耽り、先を急いだ。あの日本人にとって忌々しいオーストラリア戦・・・いや、健闘が称えられたドイツ戦よりも以前から、結果は見えていたようだ。日本の中でも非常にレベルの高い集団でも・・・だからこそ、単純に力を合わせる事が如何に難しいのか?を思い知らされる本であった。

本を読んで印象的だったのは彼が持つプロ意識についてである。いろいろな場面で文面から読んで取れる中田英寿さんのプロ意識は鬼気迫るモノがある。世界最高峰の舞台で、プロとして生きてゆく厳しさの真の姿であろう。

言い訳をしない・・・ベストを尽くす・・・プロ意識を持ち、実践することはこうも厳しいものか・・・文面から想像するしかない本人の苦しさはいかばかりであったろうか?その苦しさを乗り越えてこそ、あのような素晴らしいプレーができるわけである。

そして引き際の潔さ。彼自身の理想と、実際のプレーの差が、引退を決断させる大きな原因と描かれているが、最高のプレーで観客を魅了してきた彼ならではの決断であろう。それも最高のプレーヤーとしての。

これから中田英寿さんにどのような将来が待っているのか?楽しみになった一冊であった。

中田英寿の引退をテーマとしたドキュメンタリー。
自分にとって最も好きな好きなサッカー選手は中田英寿だった。
その僕が読んでも、この本はあくまで中田サイドの視点が多く、日本代表での彼を全て肯定することはできない。物事には全て100%の正解などないのだから。
ただ中田サイドの見解からのドキュメントと理解して彼の視点を理解するには良書といえる。

個人的には鼓動の続編とするならば2006年ワールドカップをクローズアップするのではなく、後半に短くまとめられている中田のイタリアでの8年をもっと詳しく書いて欲しかった。先に書いたようにテーマが引退なのだとしたらこれもやむなしというところか。
前回ワールドカップでの日本の惨敗が何が原因だったのか、恐らく中田英寿という選手に入れ込んだ筆者の立場から前回日本代表の試合の状況を分析した本だと思う。私はサッカ...
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