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[ 346] 東京国立近代美術館:ドイツ写真の現在 ― かわりゆく「現実」と向かいあうために/アウグスト・ザンダー展
[引用サイト]  http://www.momat.go.jp/Honkan/German_Contemporary_Photography/index.html

ドイツ写真の源流「アウグスト・ザンダー展」を同時開催。あわせることで、ドイツの写真の近代と現代がわかります
カタログ、チラシ、ポスター、チケットは、雑誌『流行通信』のアート・ディレクションで知られる服部一成がデザイン
このページをプリントアウトして、美術館チケット売り場にお持ちください。下記の割引料金でご覧いただけます。
1990年代以降、国際的に高い評価を得てきたドイツの現代写真。ベルント&ヒラ・ベッヒャーが1950年代末からとりくんできた作品「類型学(タイポロジー)」に代表されるように、彼ら/彼女たちは、写真の特質を生かした、世界を精密に分析する作品によって、現代美術の世界で注目されてきました。
1989年秋にベルリンの壁が崩壊して東西が再統一されたドイツにとって、1990年代は変革の時代でもあります。そうした時代のなかで、ミヒャエル・シュミットは自ら長く住んできた西ベルリンを主題とした作品を、ヴォルフガング・ティルマンスはグローバル化する社会に生きる若者の文化を捉えた作品を発表してきました。近年では、ライプツィヒなど旧東ドイツ出身の新世代の活躍や、デジタルテクノロジーを利用した作品が注目されはじめています。
この展覧会では、多彩な展開をみせるドイツ写真の現在を、「現実」にたいしてさまざまなアプローチを試みている十人の作家たちの仕事によって紹介します。それはまた彼らと同時代を生きる私たちにとっても、かわりゆく「現実」と向かいあうための何らかの視点を見出す機会を与えてくれることとなるでしょう。
1950年代末から、給水塔、炭鉱の採掘塔、鉄鋼所の溶鉱炉などの産業建築物の撮影を始める。均質な曇り日の光線のもとで細部まで精密に撮影した写真を、機能や構造に従い「類型学(タイポロジー)」的に組み合わせた作品は、60年代にコンセプチュアル・アートの文脈で評価された。1976年ベルントはデュッセルドルフ美術アカデミーの最初の写真科教授に就任。彼のもとで学んだトーマス・ルフ、トーマス・シュトゥルート、アンドレアス・グルスキーたちは「ベッヒャー・シューレ(ベッヒャー派)」と呼ばれ、80年代末より国際的に高い評価を受けるようになる。1990年「ヴェネツィア・ビエンナーレ」展ではドイツ代表に選ばれ、2004年には写真界に国際的な功績を残した写真家に贈られるハッセル・ブラッド国際写真賞を受賞、また同年よりデュッセルドルフの州立美術館を皮切りに、大規模な回顧展がポンピドーセンターなどヨーロッパ各地を巡回。
ベルリン生まれ。独学で写真を学び、60年代以来フリーランスの写真家として活動。一貫してベルリンとその住民をテーマとして写真を撮り続け、『都市風景と人間』(1978)や 『ベルリン・ウェディング』(1978)などの写真集を発表、注目を集める。ベルリンという特異な歴史・政治的状況に置かれた都市に対する、「トポグラフィカル・ドキュメンタリー」ともいうべき独特のアプローチは、ベルリンの壁をモティーフとした『休戦 』(1987)などを経て、ベルリンの壁崩壊と東西統一をはさんだ時期のベルリンを、新聞写真など既成イメージを盛り込んで重層的に描出した写真集『統・一』(1995)へと至っている。「ベッヒャー派」に代表されるドイツ写真界のなかで、ひときわ異彩を放ちつつドイツ社会の現実を見つめてきた重要な写真家。今回は、160点から成る『統・一』から作家自身が選んだ83点を中心に展示する。
ライプツィヒに生まれ、幼少時に両親とともに西ドイツに移住。デュッセルドルフ美術アカデミー写真科でベルント・ベッヒャーに学び、80年代後半から作家活動をはじめる。初期の、なにげない都市の風景を精緻に描写しつつ、その画面に控えめに人影を取り込んだ作品は、現代社会における人間のあり方に対する批評的な視線を備えており高い評価を得た。90年代後半からは、証券取引所やサッカー場、図書館、オフィスや集合住宅など、資本主義社会の様態を象徴的にあらわす場所を、デジタル加工を取り入れた手法により、パノラミックで巨大な作品へと展開する。2001年のニューヨーク近代美術館での大規模な個展をはじめ、世界各地で展覧会に出品、2002年にはニューヨークの現代美術オークションでその作品が70万ユーロで落札されるなど、90年代以降、現代美術の文脈で国際的に影響力を持ったベッヒャー派を代表する存在である。
ミュンヘン近郊のシャフトランに生まれる。両親は画家、祖父の一人が建築家という家庭に育ち、ミュンヘン美術アカデミーでインテリア・デザイン、デュッセルドルフ美術アカデミーで彫刻を学んだのち、フランス、イギリスへ留学。当初は自分の彫刻作品を記録するために写真を用いていたが、90年代初頭から、建物や室内などの実物大の模型を紙で製作し、撮影するという独自の手法で作品を制作し始める。模型のモデルとなっているのは、新聞や雑誌に掲載された、しばしばドイツ戦後社会において重要な意味を持つ歴史的事件の現場の写真である。デマンド自身にとってのドイツの戦後史の意味を再確認する作業であると同時に、メディアを通して流通するイメージが形成する現代社会のリアリティについての根源的な批評をはらんだ仕事として、高く評価されている。2005年ニューヨーク近代美術館で個展が開催されるなど、現在国際的にもっとも注目されているドイツ写真家のひとり。
レムシャイト生まれ。80年代末、クラブ・シーンなどのユース・カルチャーをとらえた写真を雑誌に発表し始める。1992年ロンドンに移住、『i-D』などのカルチャー雑誌にファッション写真やポートレイトを発表して人気写真家となった。日常をとりまく事物のスナップショットから光と色彩による抽象的な写真まで、さまざまなイメージを等価にあつかいながら、コマーシャル/アートといった既存の枠組みにとらわれない活動を展開している。また世界各地の美術館やギャラリーで開催した展覧会では、さまざまなフォーマットの写真で空間を構成する独自のインスタレーションを発表している。2000年、ターナー賞を受賞。2003年にはロンドン、テート・ブリテンで大規模な個展が開催された。2004年には東京オペラシティ・アートギャラリーで個展が開催されるなど日本国内でも人気が高い。
旧東独エルフート生まれ。ライプツィヒ視覚芸術アカデミーで写真を学び、1993年同校修士課程修了。建築写真を主に手がけ、精緻で簡潔な記録写真の手法による主観を排した作品を90年代初頭から発表し始める。2004年に発表した写真集『トラフィック・プロジェクト』は、再統一後の旧東独地域の社会基盤整備として1991年に着手されたドイツ政府主導の事業「ドイツ統一交通網計画」をめぐるもので、道路や橋、鉄道などの巨大建造物を静謐な描写によってとらえ、脚光をあびた。そこで彼は、再統一がもたらした風景の変容を通じて、社会の根源的な変化を照射している。
ダンメに生まれる。1984年から1990年までビーレフェルト応用科学大学で写真、映画、デザインを学び、作家活動を始める。1995年ライプツィヒ視覚芸術アカデミー修士課程修了。ベルリンを拠点に、建築をめぐる写真作品を制作。今回の出品作である「庭園にて」のシリーズでも、建築と、その周りの植栽など自然との関係性に注目している。そこでは戦後のベルリンに建てられた無機質な建築が、デジタル加工によって抽象度の高いイメージに変容しながら、素材感や色彩によって、逆説的にある種の感傷や郷愁を喚起させている。2005年秋、シュプレンゲル美術館(ハノーファー)で個展開催予定。
旧東独ドレスデンに生まれる。ベルリンの壁が崩壊する直前の1989年にミュンヘンに移住、同地のアカデミーで絵画を学ぶ。1999年より写真を用いた作品を制作。スタジオで長時間かけて撮影された子供たちの写真と、風景や室内などさまざまな背景の写真とをデジタル加工によって合成した一連の作品は、観る人に、幼少時の記憶を喚起させると同時に、19世紀の肖像写真や、西洋美術における肖像絵画の長い伝統などとのつながりを連想させる。2005年春にはアメリカと日本で写真集が同時刊行された。
マインツに生まれる。1993年から2000年までハンブルク美術学校でベルンハルト・ブルーメ、ヴォルフガング・ティルマンスらに学ぶ。同地およびベルリンを拠点に作家活動を始め、デジタル加工によって合成された田園風景写真のシリーズで評価を得る。ヨーロッパの風景画、とりわけ19世紀イギリスの画家コンスタブルらの画風を踏襲しつつ、20〜30点もの写真を素材に合成し、大サイズに引き伸ばした作品は、観る者にたいして、西洋社会における自然観や、リアリティとフィクションの境界など、重層的な問いを発する。
旧東独ドレスデンに生まれる。ライプツィヒ視覚芸術アカデミーで写真を学び2004年修士課程修了。2003年にはロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに留学している。在学中の90年代末より作品を発表しはじめ、廃墟となった建物から机や椅子、ベッドなどの家具を持ち出し、スタジオに運んでもともとそれらが置かれていた室内の配置を再現して撮影する一連の作品で評価を得る。2004年、リニューアルしたライプツィヒ造形美術館が新たに始めた若手アーティストの個展シリーズに最初の作家として選ばれた。
彼はあらゆる階層や職業の人々の肖像によって、ドイツ社会を包括的に描き出す「20世紀の人間」という壮大なプロジェクトにとりくみました。その構想は未完に終わりますが、見取り図として示されていた1929年の写真集『時代の顔』は、当時のドイツ美術における新即物主義(ノイエ・ザハリヒカイト)の潮流ともあいまって大いに注目されるとともに、カメラの特質を生かした客観的で即物的なスタイルは、その後の写真表現に決定的な影響を与えました。
今回の展覧会では、写真集『時代の顔』に収められた60点をケルンのSK文化財団写真コレクションの所蔵作品によって再構成します。ベッヒャー夫妻をはじめ、後続の世代の写真家にも大きな影響を与えたザンダーの仕事を、「ドイツ写真の現在」の源流のひとつとしてご覧いただけるこの機会。近代と現代、ふたつの展覧会を見ることで、ドイツ写真がもっと親しいものになるはずです!

 

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